ヴィジュアル系を語る!

おじさんが語るV系の歴史やおすすめ!

第4夜 ヴィジュアル四天王

第4夜は前記事の4バンドがシーンを大いに盛り上げ、世間がヴィジュアル系というカルチャーを容認し、ネクストスターを探す中で取り上げられたバンドです。

 

ヴィジュアル系がブームとなり、いわゆる全盛期と呼ばれた際にこのジャンルを説明するのにうってつけ且つ、どういったモノなのかがこの4バンドで説明が事足りるからそう呼ばれていたのでは?と思います。

 

ヴィジュアル系=女装というイメージのパイオニア

SHAZNA

IZAM₍vo₎の女装する男性が女心をPOPに歌い、大いに世間認知されたバンドです。

実は、インディーズの頃は結構正統派ヴィジュアル系でしたが、メジャーからの流れのイメージが強く、V系ファンでも結構毛嫌いする人は多いかもしれません。

個人的にはSHAZNAがシーンを大いに盛り上げる一番のきっかけになった思いますので最初にご紹介します。

代表曲は「すみれSeptember Love」「Melty love」「White Silent Night」などでしょうかね。どれも、どっかで聞いたことあるなって思う曲ばかりです。

 

まずは、これを聞きましょう。


SHAZNA - Melty love

 

今、30代そこそこの方で知らない人がいないんじゃないかくらいメジャーな曲。

堪能してください。

 

②超技巧派集団。ヴィジュアル系とは黒だけではない白くもある!

L'acryna Christy

癖のあるヴォーカルイコールヴィジュアル系という式を明確にしたのはこのバンドですね。とにかく、ナルシスさ全開でしとやかな歌声は虜になります。

CMやドラマの主題歌にも使われ、全盛期の知名度はものすごいものでした。

また、全員が超技巧派で、中学生の時安易にコピーしようとして凄さが分かったことでも個人的には印象深いバンドです。

後期は技巧派を全面に出して、ハードロック色が強くなっており、それはそれでかっこいいですが、商業的な部分は少し不発でしたね。。。私は大好きですが!

代表曲は「未来航路」「In Forest」「With you」あたりはマストでしょうか。ラクリマ黄金期はこの曲達が続いていた頃です。

 

ラクリマを語るならこの曲をまず聞きましょう。


With You PV

 

この曲によって一気に知名度が爆上げしたのではないでしょうか?

 

③今なお語り継がれるカリスマ。ヴィジュアル系とは様式美である。

MALICE MIZER

今も一線級で活躍されているGackt様が在籍していたバンドです。

その練られたヨーロピアンな世界観は世間に衝撃を与えました。

実はヴォーカルが3回変わっており、そのたび若干音楽性にも変化がみられるのですが、基本軸はGackt様在籍の2期が黄金期であり、それが世間でのマリスのイメージではないでしょうか?

正直、2期を聞いておけば問題はないと言えますが、1、3期はこれはこれで味があっていいです。案外私は3期のシングルは結構名作揃いだと思ってます。

代表曲はすべて2期から、「月下の夜想曲」「ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~」「Le  ciel」ぶれない世界観を堪能して下さい。

 

もう大定番ですね。


MALICE MIZER - 月下の夜想曲.

 

ほんと、初めて見たとき衝撃でした。自分の価値観を大きく変えた1曲です。

 

④POPさで突き抜け、癖がフォーカスされる中癖が無いオールラウンダー!

FANATIC◇CRISIS

どこかヴィジュアル系って、病んでなきゃいけないとか、前向きな歌でも悲しみを重く受け止めてなきゃいけない感が強いじゃないですか?(ドリ茶の偏見)

このファナの偉大な所はヴィジュアル系でも前向きで良いと世間に教えてくれたことですね。POPさはもっていけないような雰囲気を醸している当時のシーンでこのバンドの登場はV系の音楽性を偏見まみれにしなかったという大きな功績があります!

結構個人的には、言葉の選び方がシンプルに胸にくるものが多くて歌詞が好きなバンドです。「君が思えばたぶんそれが真実」とかヴィジュアル系らしからぬシンプルさに逆にキュンとしてしまいます。

代表曲は「火の鳥」「Maybe true」「beauties -beauty eyes-」が有名です。

 

「君が思えばたぶんそれが真実」が出てくる曲です。


FANATIC◇CRISIS【LAST LIVE】15 Maybe true

 

世間に一番知られているのは火の鳥だと思いますが、思い入れでMaybe trueをチョイスしました。

 

と、当時ヴィジュアル系四天王と呼ばれていた4バンドのご紹介をしました。

ここの世代に至るまで、すーーーごく紹介したいバンドが山ほどいますが、まずは流れをしっていただきたく、大筋をなぞってご紹介していきます。

 

次回は四天王時代から次の世代への過渡期。今後を変える動きを作った2つのカリスマバンドを紹介します。

 

では、次の記事でお会いしましょう。