ヴィジュアル系を語る!

おじさんが語るV系の歴史やおすすめ!

第7夜 ヴィジュアル御三家

歴史を語っていく上で重要なバンドを書こう!と思うとキリがない。。。

しかし、最低でも押さえなければと思うと外せないのはいわゆる「御三家」と呼ばれるこの3バンドです。

 

①密室ノイローゼ!今ではもはや大ベテラン。茨城の星!

ムック

私は中学生の時に娼婦/廃の音源をジャケ買いをしてからのお付き合い。圧倒的な「負」を歌いその音楽観が当時衝撃的でそこから追いかけていました。

と、言っても音源出ていないか確認するくらいでファンとか呼ぶのはおこがましいですが、、、

彼らは音楽性が結構色々な所に行っており、聞いたタイミングで印象が変わるバンドです。

個人的にはインディーズからメジャー初期とALBUM[志恩]がムックの本流と思っています。しかしながら音楽性が変わっても魅力を維持できるバンドのポテンシャルは流石でカバー番長なんて異名が付くくらいカバー曲にも定評があるバンドです。

圧倒的「負」そして、明るい曲でもどこかに影が見える世界観。ムックの世界観はヴィジュアル系の在り方を体現しているといっても過言ではありません。

最近興味を持ちましたって言われるとまずおススメするのはこのバンドです。

 

オススメ曲 「娼婦」「最終電車」「ニルバーナ」

 

「負の世界観」を堪能できる名曲


Shofu (Original Version)-MUCC

 

メジャー初期に少し脱V系しかけたのですが、拭えないV系の匂い。


【PV】MUCC・最終列車(高画質)

 

某アニメの主題歌にもなり、キャッチャー且つムックである曲。


MUCC - Nirvana

 

②独特な歌唱と哀愁が漂う昭和レトロをミックス。

メリー

まずは、ライブを見てほしいバンドです。ガラ₍vo₎のあばれぶりがすごく圧巻のステージングです。墨汁飲んだりしてた気がします₍笑₎

哀愁漂うテイストをふんだんにいれ「レトロック」と称され今だに彼らの代名詞となっている。現在では、レトロックだけでなく多岐にわたる音楽性を開発し、一線で活躍を続けている。

黒夢清春が主催するレーベルからリリースをしたり元Dirのローディという事から黒夢派生のバンドという見方が強い。しかしながら曲はメリーの世界をしっかりと初期から作られておりバンドコンセプトがぶれずまっすぐに通している。

ガラのヴォーカルは一癖、二癖もあり、好き嫌いが出るかもしれませんが、このハスキーボイスは最初私も苦手でしたが、なんか後を引いてしまい、気が付いたらドップリ!といったパターンです。

 

オススメ曲 「哀しみブルートレイン」「木漏れ日が僕を探してる・・・」「梟」

 

溺愛の水槽、チックタック、、、迷ったのですが初期レトロックを知るならこれ!


Merry~哀しみブルートレイン 「V系」

 

なんかフワッと肌寒い日に毛布を掛けるような、そんな曲です。


12. 木漏れ日が僕を探してる (Komorebi ga boku wo sagashiteru...) - M. E. R. R. Y.

 

ストレートなロックナンバーでもやっぱりメリーを感じる1曲。


MERRY「梟」

 

③今は亡きカリスマヴォーカルを生んだ、儚きポストDIr en grey

蜉蝣

Dirフォロワー色が強く、ヴィジュアルがまんまだった頃もあったような。。。

しかし、その音楽性は一貫して大佑₍vo₎が生み出す儚く淡い世界。すべて恋愛を基調としていると語っており、恋愛といってもエログロや官能的な世界と幅広い。

大佑自身が病気を患っており、そこからバンドも儚さを連想させる蜉蝣と名付けられたといわれています。悲しさを前向きではなく内側から抉るように絞り出し表現しているような大佑の叫びが胸に刺さる。2010年に残念ながら大佑は天国へと旅にでましたが、今尚、多くのバンドに影響を与え続けている。

 

オススメ曲 「ゆびきり」「腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君」「R指定

 

蜉蝣の大定番且つ、当時のシーンでの定番だった名曲。


蜉蝣 - ゆびきり

 

解散を選んだ彼らがファンに向けた曲


蜉蝣-腐った海で溺れかけている僕を救ってくれた君【日+繁中字幕】

 

初期衝動!エログロ路線はこの曲から!


Kagerou - R Shitei

 

前記事で述べたように、サイコルシェイムバロックといったシーンの流れを大きく変えました。この影響でここから出てくるバンドはPOP路線なキラキラしたバンドが量産されていきます。その中ヴィジュアル系の矜持を守り、哀愁、エログロ、儚さといったヴィジュアルシーンに必要な要素をすべて兼ね備えながら独自の音楽性で新たな道を作った偉大なバンド達なのです。

 

次は、お待たせネオヴィジュアル系について語っていきたいと思います。

まずは、この世代を代表する5バンドをご紹介していきます!

 

次夜 ネオヴィジュアル系に続く