第18夜 コテ系₍白₎とは?
こんにちは。
前回はコテ系に触れていきましたが、今回はそのコテの中でもイメージが黒ではなく「白」と言われる方をご紹介します。
いわゆるコテ系₍黒₎とされるのはデスボを多用したり音楽的にも攻撃的なイメージが強く、衣装も黒を基調としたものが主ですが、コテ系₍白₎は幻想的かつ、メロディアスで透明感がある音楽性が主です。
と、いう訳で代表的なバンドをご紹介していきます。
①初代白系はこのバンド!インディーズ時の音楽性が後のシーンを変えました。
L'Arc~en~Ciel₍初期₎
紆余曲折ありますが、初期のラルクは間違いなくこの白コテの開祖と呼ぶべき存在でした。以前の記事でも取り上げていますが、₍第3夜参照₎今回は初期ラルクのみにスポットを当てます。hyde₍vo₎の透き通るようなルックスと声。それに合わせるような世界観はまさしくファンタジーといった所です。
オススメ曲「DUNE」「Floods of Tears」「予感」
アルバムのタイトル曲。初期の良さを凝縮した1曲!
インディーのシングル曲。流れるような美しさは今なの枯れません。
L'Arc - 11. Floods of Tears - Single Version (Bonus Track)
同じく両A面でのシングル曲。艶っぽい声の抑揚が素晴らしい!
②白系の後継としてシーンに浸透させた立役者
La'cryma Christi₍初期₎
こちらも、以前ご紹介しましたので、詳しい事は割愛します。₍第4夜参照₎
幻想的という部分と南国のリゾート的な雰囲気も相まって唯一無二の世界観を構成しました。一度聴いたら忘れられない歌声と世界観は本当にザ個性です!
オススメ曲「IN FOREST」「The Scent」「偏西風」
シングル定番曲!テンポ感があってもこの世界観は流石です。
La'cryma Christi IN FOREST PV (HD)
ラクリマを語るなら押さえてほしい初期のキラーチューン!
ギター好きにはたまらないユニゾンのアウトロは圧巻です!
③地上に舞い降りた天使達。若さの衝動とその儚さは未だに並べるバンドは居ません!
Raphael
白塗りである意味わかりやすい「白」ですが、その音楽性はメタルを基調としたクラシカルかつメロディアス。ヴォーカルもV系というよりもオペラ的な方向性。しかし、世界観も音楽性もゴリゴリV系!短命の天才華月₍gt₎がその19年という短い命で作り上げた世界を堪能してください。
オススメ曲「eternal wish~届かぬ君へ~」「promise」「秋風の狂詩曲」
彼らの代表曲!そのクリアな世界観と美しさを堪能してください。
Raphael (ラファエル) - eternal wish ~届かぬ君へ~ PV [HD 1080p]
今見てびっくりですが、衣装黒www堕天的な位置の曲と思って下さい。
Raphael (ラファエル) - promise PV [HD 1080p]
ザ・ラファエルという曲です。どうしたらこんな曲が16歳で作れるのでしょうか?
④フランス語で「接吻」ダークから一転歌謡調のフワッとした世界観。
BAISER
初期はダークでLUNASEAフォロワー丸出しでしたが、中期~後期にかけて幻想的かつ分かりやすい王道な白系路線で活躍したバンドです。正直歌は・・・という感じですが、実は演奏力は高くなれればすごく聞きごたえのあるバンドです。
そしてなぜかまた聞きたくなる不思議な魅力を持ったバンドです。
オススメ曲「くちづけ」「毒」「プリズム」
バンド名を冠した意欲曲。キスミーは癖になります。
ダークなナンバー。サビに入れ方とかは当時の定番的で安心感があります。
某アニメ主題歌!バンド知らないけどこれ知ってる人は多い曲です。
⑤00年代の白系代表バンド。曲のセンス、構成力はV系でも指折りのクオリティ!
Rentrer en Soi
後期はダーク路線でコテコテになっていきましたが、初期世界観はお手本のような白コテです。正直、個人的には一番曲構成がうまいバンドだと思います。ギターソロとかイントロの入りはセンスの塊だと思います。美しくそして儚くが体現されていて曲に没頭できるバンドです。クオリティが通期通して高いバンドです。音源最強バンド!と個人的には思ってます。
オススメ曲「Sincerey」「Season」「into the sky」
初期代表曲!エッジの効いたイントロからこの透明感!
入りからやられます。サビからイントロの流れは美しいの一言。
フワッとした空間の作り方が上手な1曲。Aメロのせり上がる歌い方が好きです。
と、今回は始まりから慣れが分かるような構成でご紹介してみました。
正直、コテはより分けが難しいのではっきり分けられるところでセグメントしてみました。
白系は「透明感」と「メロディアス」が肝になっているというのがお分かりいただけたかな?と思います。
では、また次回お会いしましょう!