第20夜 今は亡き故人を想ふ。記憶に残るウタゴエ
こんにちは!
没後20年という事で、最近巷でhide関連のニュースが取り沙汰されています。
彼だけでなく、若くしてこの世を去ってしまった偉大なる天才たちを記憶に埋もれさせない為。今回は、天才達の生きた証をご紹介していきます。
知らなかった人はこれを期に是非ほかの楽曲も聞いてみて下さい。
今回は、ボーカル縛りでご紹介していきます。
hide
言わずと知れた「X」のギタリスト。生前からカリスマ性が段違いに高く、このジャンルの開祖の「X」の中でもさらにヴィジュアル系という概念の開祖でした。
ソロプロジェクトとして、個人名義から「hide with Spread Beaver」として活動もしていました。いろいろと所説ありますが、1998年自宅で首を吊っているところを発見され帰らぬ人となってしまいました。未だに、「ever free」のサビを聞くと涙が出てしまいそうになります。デタラメと呼ばれた夢の続きはあちらの世界で見ることができたのでしょうか?
オススメ曲「DICE」「TELL ME」「ever free」
hide - DICE (Psychommunity Exit 1994)
hide with Spread Beaver - ever free
大佑
「蜉蝣」、「the studs」、「大佑と黒の穏者達」₍ソロ名義₎として活動。2010年に永眠しました。
薬の過剰摂取と酒の服用による自殺ではないかとされているそうです。
もともと幼少から病気を抱えており、この病気から「蜉蝣」というバンドのコンセプトができたそうです。「カリスマボーカル」を名乗り、「蜉蝣」という名のもと一貫して儚さを音楽性に描き出しており、どこか後ろ暗くじめっとした世界観が彼らしく心の琴線に触れる繊細さを持ったカリスマでした。各バンドから一曲ずつオススメしていきます。
オススメ曲「縄₍蜉蝣₎」「クリーピークローリー₍the studs₎」「嫌₍ソロ₎」
一志
和風バンドでは、ヴィジュアル界随一の「kagrra,」のボーカルでした。2011年にバンドが解散し、ソロでの活動を開始した矢先に原因不明での訃報が届きました。何年か後に自殺であったと事務所の関係者から語られています。和の心を大切にし、V系らしいゴリゴリしたシャウトやヘドバンが無く、英語を使わないコンセプトが一貫されていたバンドでした。うらやかで伸びのある声は癒しの一言です。優しい声がすっと胸まで入り込んできます。
オススメ曲「うたかた」「し、み、め、ゆ、き、さ、あ」「桜花爛漫」
[PV] Kagrra, - Shi Mi Me Yu Ki Sa A
拓
「平成維新」というバンドのボーカルです。解散が決まりそのさなか訃報が届きました。原因は不明とされていますが、自殺という噂が根強いです。活動期間も短く、上記の3名に比べバンドも大きく跳ねた印象はありませんでしたが、個人的に期待をしていバンドで地下線期待の新人でしたが、良い意味で地下線臭くないボーカルは非常に好ましかったです。
オススメ曲「縷々」
天野鳶丸
「グルグル映畫館」のボーカル。青春、思春期が思いっきり詰まった曲を多岐にわたるアプローチで独自の世界観を作り上げていたバンドのメインコンポサーとして活躍。癖はあるものの引き付けて離さないあの世界観は昭和歌謡調の一言では片せない魅力があります。色モノと言われてしまえはそれまでですが、こんな個性のバンドは今出てくるとは思えません。
オススメ曲「凡人ノススメ」「日曜日の朝」
Guruguru Eigakan「グルグル映畫館」ー 日曜日の朝
和乃
「しゃるろっと」で活躍。青春パンク調やキャッチャーさが際立っており、カッコよさというよりはなじみやすさが売りのバンドでした。そのフロントマンとしてシーンの盛り上げにも一躍買いました。今でいうゴールデンボンバー的な位置づけかもしれません。もちろん彼らは演奏していますがwwwもう少し活動が続けられれば。。。と考えてしまうバンドです。時代を先取りしていた感もありました。ダイヤモンドブサイクは結構知名度が高かったと思います。
オススメ曲「関白宣言⁉」「横浜ラブストーリー」「ダイヤモンドブサイク」
[PV] Charlotte / しゃるろっと - Yokohama Love Story
Charlotte しゃるろっと - Diamond Busaiku
と、この6名を偲んで是非興味を持ったら曲を聞いてみて下さい。
特に、大佑は自分の中では影響の大きなボーカルだったので是非オススメします。
では、また次回お会いしましょう。