第17夜 コテ系を知ろう!
今回は、「コテ系」というものを紐解いていきます。
コテ系と言っても時代によって若干解釈が変わり、90年代のコテとは、「黒夢」「LUNA SEA」から派生をした、黒服にコテコテのメイクをするバンドです。
それが派生をしていき同じくコテコテのメイクですが、自身達の世界観を強く表現するバンドが主流となります。
こちらも正直沢山のバンドが活動しており、コテオサやら白コテ等派生もされており一概にこれって言いにくいのですが、個人的にこれってコテだって言われていたな~とかコテだと感じるバンドをご紹介していきます。
①当時はDIr en greyとコテ市場を分離した血濡れのカリスマ!
La'Mule
コテと言われて私が一番に思いつくのはこのバンドです。
血濡れをテーマにしており、みんな血まみれのステージ衣装でしたが、それ以外は若干Dirとお被りになっていた関係で。。。※詳しくはググってみて下さい。
世界観は狂気的かつ猟奇的と当時では主流の流れでありながらヴィジュアルと曲のマッチ感が高くキャッチャーなサビと攻撃的なギターサウンドは当時大ハマりしました。
オススメ曲「inspire」「Knife」「ask~ガラス神経~」
La'Mule -- ask ~Glass shinkei~ (PV)
②「オカルトロマンス」をテーマに活動。社会風刺の効いた題材も扱う実力派!
ヴィドール
ジュイ₍vo₎の甘い歌声とハードで重低音のヘヴィなサウンド。かと思えばPOPでピュアなロマンティックナンバーと曲は幅広く音楽性を変化させていった。
特に、少年犯罪や実際に起きた事件を題材にし世間をざわつかせる事もよくありました。コンセプトがオカルトという事で若干他のバンドと一線を画し人気を獲得していったバンドでもあります。
オススメ曲「マユラ ピサロト」「新聞マスコミ関係者の皆様」「舞夢」
③コテと言えば!コテの代表格!地下線の象徴
Phantasmagoria
レーベル「UNDER CODE PRODUCTION」代表のKISAKI(ba)が所属するバンドです。この伝説的なレーベルがコテ系を量産し、名前をもじって「地下線」と呼ばれた。
KISAKIは実はDir en greyの基礎である「La:Sadie's」メンバーでもあり、何かとヴィジュアル系を語る際には外せない重要人物です。その彼が「Mirage」「syndrome」とバンド活動を続けていきたどり着いたバンドです。
オススメ曲「神歌」「幻想曲」「未完成とギルト」
[PV] Phantasmagoria - 神歌 (Kami Uta)
Phantasmagoria PV Gensoukyoku Eternal Silence
Phantasmagoria Mikansei to Guilt PV
④のちのカリスマギタリスト雅が在籍。刹那の中を駆け抜けたバンド。
Due'le quartz
インディーズで絶大な人気を誇り、初期PSカンパニーの看板バンド!
雅の個性が強すぎて若干他メンバーの陰が薄くなってしまった事が少し短命にさせてしまったかもしれない。曲はギターを中心にしたストレートなV系サウンドでビート感が強く聞きやすい曲が多かった。
オススメ曲「明鏡止水」「Re:plica」「卍搦め」
Due le Quartz -Last Live- Meikyou Shisui Hugs
[ PV ] Due'le quartz - Re:plica HQ
⑤現役コテ系のNo1。現代のヴァンパイアの奏でる正統派V系。
D
ハイトーンと少し癖のあるヴォーカルと演奏力の高いバック。元syndromeの面々で結成しただけあり純血のV系サウンドは健在で今なおブレる事が無い楽曲は古臭くなく今でも常に新しい。メタル風味が強く、メタラーにも評価が高いバンドでもあります。
キャッチャーな楽曲もあるがどちらかというと世界観を重視した重厚で濃厚なサウンドが肝のバンドです。
オススメ曲「Night Ship D」「BIRTH」「皇帝~闇に生まれた報い~」
と、今回はコテとは?というイメージをつけやすい所をご紹介しました。
まあ、ファンの一声でジャンルがガンガンできているV系なのでいろいろと所説ありますが、音楽を楽しむには実際関係そんなにないと思います。
まあ、あっさりそんなもんだと思いながら聞けばより楽しめると思います。
コテとは?をこれで少しわかっていただけば幸いです。
今回は「黒」なので次回は「白」なんかご紹介してみようと思います。