ヴィジュアル系を語る!

おじさんが語るV系の歴史やおすすめ!

第6夜 氷河期の雪解け

ここからシーンが停滞し始め、氷河期と呼ばれる時代にヴィジュアル系は突入します。

 

しかし、そんな氷河期にヴィジュアル系というジャンルにスポットまた当てるバンドと一つのレーベルが登場します。

 

①コスプレバンドとして一躍有名に!

「Pycho le Cemu」

彼らは今のゴールデンボンバーに近しい出方をしていて、結構メディアには数多く出ていた印象です。

全員がド直球にコスプレしており、それぞれにコンセプトが織り込まれ今までヴィジュアル系とは一線を画す存在でした。

これまでは、マリスのようなヨーロピアンなバンドは多くいましたが、彼らはゲームのRPGのような雰囲気。曲はしっかりとヴィジュアル系の流れを汲んでおりFANATIC◇CRISISのような極上POPサウンドです。

ちょっと、途中薬物ダメ絶対!でVoがお縄してしまって、各々別の活動をしていましたが、現在再結成をして元気に活動中です!

 

代表曲「浪漫飛行」「愛の唄」「激愛メリーゴーランド」

 


Psycho le Cému - 愛の唄


【PV】 Psycho le Cemu 激愛メリーゴーランド


psycho le cemu-浪漫飛行

 

②元祖オサレ系。渋谷系V系バンド!

「baroque」

現在のシーンでは結構主流ないわゆるチャラっとしたイケメンの兄ちゃんがやってるバンド!ちょっと雑な説明ですが、おしゃれなお兄ちゃんがヴィジュアル系にやや近しいことをやっているといったほうが分かりやすいかもしれません。

悪意があるように感じるかもしれませんが、バカにしているわけでなく当時109とかにヴィジュアルポスターが出たりと今までのヴィジュアル系では考えられない露出の仕方をしたバンド且つ、ネオヴィジュアル系の大きな本流を作った偉大なバンドだと思います。

初期はゴリゴリヴィジュアル系ですが、ファッションのイカレっぷりとか今までのシーンにはいない異端児でした。曲もおしゃれでラップが入ってるような曲から割とV系してるな!って曲まで幅はありますが、軽いミックスチャー、ポストロックといった様々な音楽性が魅力です。2011年に再結成し今でも現役続行中!

そして、化粧が薄く、ヴィジュアル系=女装から脱却をさせたバンドもバロックではないかと思います!

 

代表曲 「あなくろフィルム」「我伐道」「ザザ降り雨」


バロック (baroque) - あなくろフィルム 【PV】

 


BAROQUE/我伐道 20151225 shibuya vision


baroque (バロック) - ザザ降り雨

 

初期~解散までで2曲、再結成から1曲。特に、ザザ降り雨のPVは結構いまではメジャーなパターンでこれもパイオニアなんじゃないかな??

 

と、シーンが変わり、ヴィジュアル系という文化が進化した事によりまた目を向けられましたが、この2バンドだけで氷河期は語れません。

そう!V系はどこか闇を持っていなければいけません!上記2バンドはポジティブなイメージが強く従来のV系から新しく派生したものです。

 

定番を守り、進化をさせていったのが、、、

 

「密室ノイローゼ」

というレーベルです。いまでも活躍しているcali≠gari」「ムック」が氷河期のヴィジュアル系に一石を投じます。

cali≠gariの桜井青が主催し、黄金期の暗さをさらに深く落とし密室系とも呼ばれる新しいカテゴライズを創造しました。

電波なアクの強さを協調した見た目から歌謡曲じみたポップスに文学的な歌詞が特徴です。

ムックは後程紹介する予定がありますので、今回はcali≠gariからおすすめを出していきたいと思います。

 

代表曲 「184」「君が咲く山」「青春狂騒曲」

 


【cali ≠ gari】 -187-


【cali≠gari】君が咲く山【秀児ver.】


cali≠gari - 青春狂騒曲 【PV】

 

と、個性的な面々が多い今回ですが、氷河期と呼ばれた時代に彼らが台頭してきたことにより息を吹き返していきます!ここからお待たせネオヴィジュアル系と行きたい所ですが、この氷河期~ネオヴィジュアル系を語るにはもうひとつ語らなければいけないバンドがあります。

 

ヴィジュアル系御三家と呼ばれた3バンドです。

 

次回は、ヴィジュアル系御三家をご紹介したいと思います!